生理前に起こるめまいを改善したい

生理前に起こる不調症状に、めまい、吐き気があります。頭痛を伴うことも多いので月経前症候群の中でも女性の大きな悩みのひとつです。また他の病気かと不安にもなりますよね。そんな不安を解消するために、生理前に起こるめまい、吐き気について理解を深め、そして自分で改善する対処法として漢方とサプリについてご紹介しましょう！

めまいの原因は、大きく二つ考えられるようです。まずは「むくみ」。女性は生理前になると黄体ホルモンの影響で体に水分をため込みやすくなります。その際に内耳の組織内に水分が溜まると、体のバランスを保てなくなってめまいを引き起こすんですね。もうひとつは自律神経の乱れです。自律神経が乱れると女性ホルモンも影響を受けて乱れ、めまいなどが起きやすいんですね。吐き気に関しては、生理前の頭痛に伴うことが多いですが、こちらも同様に女性ホルモンのバランスが乱れが関係していて、体内のプロスタグランジンという生理活性物質が増えることで、吐き気に繋がっていると考えられています。もちろんめまい、吐き気は他の病気の可能性もありますが、
決定的な違いは、PMSが原因なら生理が始まれば解消するということです。

はいありますよ。PMSは病気ではないので薬より漢方で体調を整え症状を解消したいという女性は多いし、また最近は薬局で市販されている漢方薬も多いです。そんな中で代表的なものをご紹介しましょう。そもそも漢方ではめまいは「水」の異常である「水毒」が原因で起きていると考えられています。「水毒」とはからだの中に水が多くたまっている、むくんでいるつまり先の説明したようにむくんでいるということです。そこでお勧めなのが「水毒」改善の漢方薬として当帰芍薬散、五苓散、苓桂朮甘湯などです。それぞれめまい、むくみ、頭痛、などに効果があるとされています。「水毒」の中には、吐き気も含まれるのでこれらは吐き気にも効果が期待できるようですね。

めまい、吐き気に特化したサプリというより、PMS症状を緩和するという目的でサプリを利用すると考えた方がいいですね。というのも月経前症候群はめまい、吐き気だけの症状ではなく複合的に症状がありますから、やはりPMS全体として捉えましょう。最近のPMS対策サプリは女性ホルモンに効果の高い成分をたっぷりと配合していて、研究もとても進んでいます。サプリを選ぶ時の代表的な成分をご紹介しますので薬局でチェックしてみてください。チェストツリー、ピクノジェール、プラセンタ、イソフラボン、αリノレン酸、ビタミンB6、月見草オイルなどです。こういった成分が生理前のホルモンバランスの変動を緩和するとされています。

PMSが原因の不調症状に個人差があるため、ひどい人は医学的な治療は必要なこともあり、ピル、抗うつ剤、など西洋薬も用いられます。でも生理前の時期だけならなんとか薬に頼らず自分で改善したいものです。その点、まず漢方薬には即効性はないけど、ゆっくり時間をかけてカラダ全体のバランスを整えていくので自己治癒力をアップする効果があります。そしてサプリメントはやはり即効性はないものの、女性ホルモンにダイレクトに働きかける自然成分なのでPMS対策はもちろん美容面でも効果が期待できます。なるべく薬に頼らずめまい、吐き気などを一部症状を含めてPMS対策を考えるのであれば、漢方やサプリは強い味方になるでしょう。

サプリや漢方をPMS対策に利用するのあれば、ちょっとした習慣でさらに効果が上がります。それをご紹介しましょう！眩暈に関しては、塩分の取りすぎはむくみの原因になりますから、味付けの濃いものには注意！PMSのめまい原因は「むくみ」ということを忘れないようにね。他には長時間同じ姿勢をしない、適度な運動、アルコールは控える、体を冷やさずあたためる、ほうれん草、かぼちゃなどカリウムを含む食べ物をとるなどです。また吐き気に関しては、日常生活で甘いもの・カフェインのとりすぎに気をつけ、緑黄色野菜やプルーンなど鉄分を含むものビタミンB群を摂るなどしましょう。