生理前の食欲の増進、不振、なんとかしたーい!
せっかく順調に進んでいたダイエットも、生理前になると一気に食欲が増進して台無し~~!ってことありますよね?逆にすっかり食欲不振という症状になり健康や美容に不安を感じたり…。女性にとって急激な食欲の変化は辛いです。そこで生理前にやってくる食欲症状を改善しストレスのない生理前を過ごすための方法をご紹介しましょう!
生理前に食欲がないのは病気?増進するのはなぜ?
そもそも生理前は自律神経のバランスが乱れやすくなるため、胃腸機能や満腹中枢がコントロールできなくなります。それにより異常に食欲増進したり、反対に食不振になったりするんです。このように生理前に起こる様々な症状をPMSと言います。PMS症状の1つに食欲の増進、不振があるのです。
なぜ、このような症状が起きるのかというと食欲増進は生理、もしくは妊娠に備えて栄養補給をしておく必要があるからなんです。この栄養補給の働きをするのが、プロゲステロンという女性ホルモンで、このプロゲステロン体内濃度は生理前に一番高くなるので食欲が増加しやすいのです。逆に食欲不振は、生理のための血液を押し出す準備で、骨盤の中でうっ血状態になり充血します。すると子宮が重量が増え、骨盤にある神経を圧迫するため下腹部が張ったような症状になり腹痛、腰痛、下痢など痛みを伴うため食欲不振になるんですね。
生理前症候群で食欲が増える、でも太りたくない!
あ~、、それ無理かも。ってーー!!それじゃ答えになっとらんじゃないかーー。はい、すみません(笑) いえいえ実は真面目な回答なんですよ。というのも先に述べたプロゲステロンは栄養素だけではなく、水分も身体に溜め込もうとするんですよ。なので全身の細胞が水分を溜め込みやすくなってしまい、身体がむくみやすいんです。つまりどうやっても若干体重は増えます。だから生理前のPMS期間にダイエットは考えない方がいいです。といってもこの食欲増進はPMS、つまり月経前症候群の症状なので、生理が始まれば解消されることがほとんどです。食欲も治まり、そして体重も戻ることが多いですよ。むしろPMSの時期にあまり体重増加を気にしてイライラすると余計にPMS症状を悪化させるので、必要以上に気にしない方がいいです。
PMS期間に大幅な体重増加にならないための対策
必要以上気にしないとはいっても、やたらめったら暴飲暴食してしまうと体重も戻らず逆に生理後も過食症になってしまうこともあります。そうならないための対策はしっかり押さえておきましょう。それにはズバリ、「ストレスをためないこと!」です。妊娠準備の栄養補給以上に食事を摂ることが大幅体重増加の原因です。その食欲に火をつけるのがストレスなんです。特にPMS機関はイライラしてストレスがたまりやすいので食事で解消しようとしますが、食事以外でのストレス解消法を実践しましょう。
適度な運動、没頭できる趣味、またPMS症状全体の緩和として漢方やサプリメントなどを利用するのもいですね。
PMSによる生理前の食欲不振を改善
PMS症状では下痢や便秘もあり、これが食欲不振の原因にもなっています。食欲増進で過食より自然にダイエットになっていいな~と思うかもしれませんが、いえいえむしろ食事不振の方が辛いかもしれません。というのも食欲増進は生理がくると解消する場合が多いですが、食欲不振の方は生理中も続くことがあるんです。期間が長くなる分深刻ですよね。なので食欲不振だからといって全く食事をとらないということは健康、栄養面でもお勧めできません。無理をしない範囲内、つまり自分のペースで食べられる物を少量ずつ摂っていきましょう。スープや流動食などが食べやすいかもしれません。また食事が摂れない不足分の栄養素はサプリメントで、ミネラルやビタミンなどホルモンバランスを整える成分を補充するのもいいですね。
生理前の食欲を抑える漢方やサプリメント
はい、お気持ちは大変よくわかりますが、漢方やサプリメントは強制的に食欲を抑えたりするものではありません。漢方やサプリメントは人がもつ本来のバランスを整え、ご本人の努力を穏やかにサポートするというものです。その結果、食欲が正常になりイライラもしなくなるんですね。ではどんな成分が効果的かというと、サプリメントの場合だと、ビタミンB6、トリプトファン、プラセンタ、イチョウ葉などがあります。プラセンタは女性ホルモンを整えイチョウ葉は血行促進に有効です。また漢方だと防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)が食欲を抑えるサポートには効果的と言われています。