チェストベリー効果を管理栄養士さんに聞いてみました
チェストベリーが、PMSに効果があるとの評判ですが、どんなものなのか?どうやって摂取するのがいいのか?副作用はあるのかなどなど、気になる点をすべて、管理栄養士さんに聞いてみました!
1) チェストベリーって、何?
2) 1日の摂取量は?
3) 副作用が気になる
4) 効果的な摂り方
5) 一緒に食べるといいもの、悪いモノ
6) PMS対策に効果がありそう
チェストベリーって、そもそも何ですか?
地中海沿岸や西アジアに自生するチェストツリーの果実で、ヨーロッパでは昔から婦人科疾患に使われてきたハーブです。
日本でもハーブティーやサプリメントとして販売されています。チェストベリーは女性ホルモンのバランスを整える働きがあるので、イライラ、胸の張り、頭痛、下痢など、女性ホルモンの乱れで起こるPMSの症状の改善が期待できます。
呼び名ですが、チェストツリーと呼ばれるときもあります。チェストベリーもチェストツリーも同じと考えて差し支えないです。どちらも果実のほうを意味して使われています。
1日にどれくらい摂ればいいですか?
1日の摂取目安量は20~40mgです。
グラムでなくてミリグラムですから、かなりちょっとで大丈夫です。
チェストベリーが入ったハーブティーなどで、摂ることが一般的で、ティースプーン1杯(約2g)に熱湯150mlを注ぎ、5~10分浸出させたものを、1日3回飲むと1日分の摂取量としては十分でしょう。
少し苦味があるので、はちみつを足したり、他のハーブとブレンドすると飲みやすいです。自分の好みに合わせて、濃さや飲む量を調節できるので、チェストベリーを試してみたい人は、まずハーブティーから始めるのがお勧めです。
その他の摂取方法としてはこのようなものがあります。
・病院で処方される薬。
・サプリメント。
・チンキ剤 生薬をアルコールで浸出したもの。
チェストベリーは即効性のあるハーブではないので、効果を感じるまで、4~12週間かかるといわれています。自分に合った、長く飲み続けられる方法で試してみましょう。
チェストベリーの副作用はありますか?
目立った副作用は報告されていませんが、摂取し過ぎが続くとホルモンバランスを崩すこともあるため、摂りすぎには注意してください。妊娠中、授乳中、18歳以下、婦人科系病気の治療中、経口避妊薬ピルを使用している人は、ホルモンバランスを崩しやすいので、特に注意が必要です。チェストベリーを摂ってもいいか医師に相談してからにしましょう。
チェストベリーの成分を壊さないで摂取するには?
ハーブティーで摂ることで問題ありませんが、料理のアクセントとして使ってもいいと思います。チェストベリーの実はピリっとした辛みがあるので、胡椒の代わりとしても使用できます。炒め物や、他のスパイスと一緒に煮込み料理に使うのもよいでしょう。
ただし、香辛料として使う場合は、毎日一定量を保って取り続けることが難しいので、ハーブティーやサプリメントのほうが、継続的に摂るには向いています。
PMSサプリメントには、市販薬と同じ量のチェストベリーが含まれているものもあります。薬と違って副作用の心配もなく、手軽にPMS対策を始められます。とはいえ、どんなサプリメントがいいのか?分からないという人におすすめのサプリメントをまとめていますので参考にしてみてくださいね。
チェストベリー配合のPMSサプリメントのページへチェストベリーの成分と一緒にPMSの症状に良い成分がバランス良く摂れるサプリメントが見つかるといいですね。
一緒に食べるといいもの、悪いモノ
チェストベリーは少し苦みがあるので、はちみつを足して少し甘くしたり、レモンを加えると飲みやすくなります。
他のハーブとブレンドするのもお勧めです。
特にチェストツリー(40%)+ラズベリーの葉(40%)+マリーゴールド(20%)
この割合でブレンドすると、PMSや女性ホルモンの乱れに効果的です。
チェストベリーの摂取方法でも触れましたが、チェストベリーは経口避妊薬ピルの効果を弱めるため、一緒に摂取しないほうがいいです。
チェストベリーはPMS対策に効果ありそうですね
チェストベリーはホルモンバランスを整えて、PMSを緩和してくれる効果があり、PMSで悩む女性の強い味方となるでしょう。
効果を期待するには、長く飲む必要があるので、普段の生活にチェストベリーを取り入れ、少しずつゆっくり改善していきましょう。