エクオールサプリの副作用PMS対策を管理栄養士さんに聞きました
大豆イソフラボンを体のなかで分解してできるエクオールというのがPMS緩和に実際に効くものだということが、わかってきました。
でも、自分の体の中で大豆イソフラボンからエクオールを作り出せる人は日本人の場合、半分くらいしかいないそうです。
じゃあエクオールを作り出せない人は、大豆製品やイソフラボンのサプリ飲んでも意味ないのかも。
エクオールサプリメントで直接摂ったほうがいいのかもしれませんね。この興味深いエクオールのこと、管理栄養士さんにいろいろ聞いてみました。
4) エクオールを作れない場合、食べ物、サプリ、どれで摂る?
エクオールとは何ですか?
大豆イソフラボンに含まれる「ダイゼイン」という成分が、おなかの中で腸内細菌によってエクオールに変わります。
エクオールは、ダイゼインのままと比べると、よりエストロゲンに似た働きをすると言われています。
ただし、そこまで体の中で分解できる人は50%しかいないとの統計が出ています。
自分がエクオールを作れるか、どうやって調べるの?
病院の尿検査でエクオールを作れるかどうか調べることができます。
また自宅で調べたいのでしたら「ソイチェック」という検査キットをインターネットで購入して調べることもできます。
尿を採取して郵送して、10日ほどで結果が届きます。
日本や中国など、大豆製品を良く食べる国では、エクオールを作れる人は約50%、大豆製品を食べる習慣があまりない欧米では20~30%と言われています。
大豆製品やイソフラボンのサプリメントを摂っても効果を実感できない人がいるのは、体の中でエクオールを作ることができない人がいるからなのです。
こちらで実際にソイチェックを体験した様子が分かります。
⇒ソイチェック口コミ~エクオール検査をした結果~
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エクオールがPMSに効くメカニズム
まだ詳しくは分かっていませんが、エクオールは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするので、エストロゲンの減少や、ホルモンバランスの乱れから起こるPMSの症状が緩和されるのではないかと言われています。
エクオールを作ることができる人は、作ることができない人よりもPMSの症状が軽いという研究もあります。
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エクオールを作れない場合、食べ物、サプリ、どれで摂る?
エクオールは大豆製品に含まれるイソフラボンから作られます。
エクオールは体の中に蓄積されないので、エクオールを作ることができる人も、毎日適量ずつ大豆製品を食べるように心がけましょう。
また、エクオールを作る腸内細菌(エクオール産生菌)が無かったり、少ないと、エクオールが作れない人もいます。
そのような人も、腸内環境を整え、腸内細菌の種類を増やすことで、エクオールを作ることができることもあります。
下記は腸内環境を整える働きがある食品です。
・乳酸菌を含むヨーグルトやキムチなど
・オリゴ糖を含むはちみつ、バナナ、玉ねぎなど
・食物繊維を含むごぼう、ねぎ、バナナ、わかめ、こんにゃくなど
これらの食品と大豆製品を摂り入れて、腸内環境を整えるように心がけましょう。
しかし、大豆製品を食べる機会が少ない人や、大豆製品が苦手で毎日食べることがなかなか難しいという人は、サプリメントなら手軽にエクオールを摂ることができます。
また、エクオールを作れない人でも、サプリメントでエクオールを直接摂ることができます。
エクオールの副作用、子宮内膜症のリスクは?
エクオールは大豆から作られるものなので、副作用はないと考えられています。
ただし、エクオールの摂り過ぎは、大豆イソフラボンを過剰摂取することにもなります。
大豆イソフラボンを過剰摂取すると、女性ホルモンのバランスが崩れ、子宮内膜症などの婦人科系の病気のリスクが高くなります。
大豆製品の1日の目安は下記の量です。
・納豆1パック(50g)
・豆腐2/3丁(200g)
・豆乳200ml
普段の食事でエクオールを摂れることが理想的なので、大豆製品をよく食べていて、エクオールを自分の体で作ることができる人は、エクオール配合サプリメントや、大豆イソフラボンサプリメントは控えて、普段食べている大豆製品で摂る方を優先しましょう。
忙しくて思うように食事ができない人や、エクオールが作れなくて、エクオールサプリメントを服用する際には、決められた用法・用量をきちんと守りましょう。
エクオールサプリは誰でも飲めるの?
エクオール配合サプリメントの表示によるとエクオール配合サプリメントには、妊娠中、授乳中、乳幼児は摂取しないようにと表示があります。
また、薬を服用中、通院中の人はサプリメントを飲む前に医師に相談しましょう。
大豆やその他のアレルギーがる人は、原材料を確認してください。
エクオールはPMSの改善に期待されています。
大豆製品や、サプリメントを利用して、エクオールをうまく取り入れましょう。
エクオールだけでなく、バランスのとれた食事や、適度な運動も合わせて、PMSを改善していきましょう。