恥ずかしくて聞けない、生理前の寝汗について
朝起きると、夏でもないのにじんわりとべたつくほど寝汗をかいていてびっくり!なんて経験があり、それも生理前には特にひどいって女性、案外多いんですよね~。病気?と心配にもなるけど、恥ずかしくてなかなか相談できないし…。実は生理前というキーワードが結構重要で、その寝汗の原因は月経前症候群かもしれないんですよ!
生理前、高温期の異常な寝汗の原因
そもそも寝汗は、誰でもかく自然の汗のことで一晩にコップ一杯ほどの寝汗をかくと言われています。しかし生理前の時期になると決まって大量に寝汗をかく場合、これは月経前症候群の症状のひとつではないかと考えられます。
月経前症候群とは、生理前の2週間くらいの時期になるとホルモンのバランスが崩れて女性の身体に様々な不調や変化をもたらすものです。生理前は女性ホルモンのひとつ「黄体ホルモン」が優位になり、この黄体ホルモンは体温を上げる働きがあるんですね。
基礎体温でいう「高温期」というのはこの黄体ホルモンによるためで、だから寝汗をかきやすくなるんですね。ただし!必ずしも月経前症候群と言いきれない場合もあります。あまりの大量の寝汗の場合、甲状腺の病気が潜んでいる可能性もありますので、どうにもひどいようなら病院へ行きましょうね!
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PMSの寝汗症状への対策
寝汗の原因がわかったけど、朝起きてあのじっとりべたつく不快な気分は嫌ですよね。ということで、生理前の寝汗対策をご紹介しましょう。まずは、寝室の環境をちゃんと整えること!意外とそのあたりを後回しにしちゃってる人って多くないですか?
寝室は暑すぎず寒すぎずで、温かすぎるよりやや涼しい方が寝やすいと言われてます。また毛布の下に吸水性のあるタオルケットを一枚間に挟んで寝ると、寝汗を吸い取ってくれて寝汗のべたべた感が緩和されますね~。
あとは、ストレスを解消することもとっても大切です。ストレスってただでさえ自律神経に影響して身体に変化や不調をもたらすので、生理前は特にストレスをため込みやすいので意したいです。寝る前に考え事をしたり、スマホを見たりしないで、アロマやクラシック音楽を聴きながらぐっすりと眠れる環境を整えましょう。
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生理前の寝汗がひどいなら、こんな漢方がいい
寝室の環境を整えたら、次に体質改善で生理前の寝汗症状を改善しましょう。ということで、実は漢方がとても効果的といわれています。まずは桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)がお勧めです。こちらは血行を良くしてホルモンバランスを整えてくれます。また嬉しいことに生理トラブル全般にも効果的といわれてるんですよ。
また加味逍遥散(かみしょうようさん)もお勧めです。こちらも血行を良くする効果があり、特に生理前のイライラなど精神や神経症状にも効くと言われています。そして嬉しいことに、どちらも市販されているので気軽に手に入ります。
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サプリメントで月経前症候群の寝汗対策
寝汗がいっぱつで解消される!というもの残念ながらありませんが、その原因となっている月経前症候群の改善を目的とした対策は、漢方薬の他にもたくさんあります。
まず漢方薬と同じように身体に負担がなく体質改善につながるという点でサプリメント!特に今は月経前症候群の改善専用のサプリメントがいくつか市販されています。
婦人科へ行かなくても手軽に買えちゃうのは嬉しいですよね~。いわゆるPMSサプリメントというものですが、特徴は天然のハーブ類やオイルなどを配合しているってこと。
それらは昔むか~しから女性ホルモンのバランスを整えてくれる天然素材として世界中で愛用されているってものなんです。その他、食事に関しては生理前に不足するマグネシウム、イライラを抑えるカルシウム、不安を解消するビタミンB6も効果的なので、玄米、野菜、魚、豆、海藻などを多めに食べましょう!そしてアロマもGOODです!
月経前症候群対策のアロマは、クラリセージ、ネロリ、イランイラン、カモミール、ラベンダーなどが効果的といわれています。ハーブティーもお勧めです!
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生理前の寝汗がすごい時、悪化させないためには?
はい、とにかく着替えてください!寝ぼけているし面倒だからといってそのままでいると身体を冷やし、ただでさえ生理前で不調なのに風邪などひいたら最悪です!月経前症候群は、身体の冷えで症状が悪化しやすいです。とにかくいったんしっかりと寝汗を拭いて、それから下着はもちろん、パジャマも着替えてくださいね。
また基礎体温をつけて高温期を知っておくと寝汗予防ができます。高温期が近くなったら吸湿性と通気性にパジャマに、また布団にタオルケットを挟むなどばっちり対策しちゃいましょう!