プラセンタでPMSを改善できるか管理栄養士さんに質問しました。

PMS症状を緩和させる成分としては、大豆に含まれているイソフラボンなどが有名ですが、
実は美容成分として有名なプラセンタですが、PMS症状を緩和させる効果があると注目されています。
そこで、管理栄養士さんにプラセンタの効用についていろいろ質問してみました。

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プラセンタと聞くと、美肌やアンチエイジングに効くというイメージの人も多いと思いますが、それ以外に、ホルモンバランスを整える働きもあるので、ホルモンバランスの乱れによって起こるPMSの症状の改善が期待できます。

肩こり、下腹部痛、乳房の張りなどのような体の症状だけにとどまらず、
イライラや不安、憂鬱などの精神的な症状にも効果が期待されています。

プラセンタは、ホルモンの分泌を促し、バランスを整えることで、肩こりなどの体の症状を抑えると期待されており、また、自律神経を整えて代謝を良くする働きもあるので、イライラなどの精神的な症状にも効果があると言われています。

プラセンタを摂る方法は、食べ物、ドリンク、サプリメント、注射、病院で処方された内服薬、塗布などがあります。継続して取っていくには、ドリンク、サプリメントが一般的です。

プラセンタを含む食べ物は、豚の胎盤であるコブクロがあります。
焼き肉屋さんでホルモンのコブクロを食べるか、お肉屋さんで買って調理する方法があります。
しかし、痛風の人は、プリン体が多いので食べすぎには注意が必要です。女性で痛風の人は男性の1/100なので、普通は大丈夫ですが、万一、女性で痛風の場合はコブクロの食べ過ぎないようにしてください。

また、PMS症状の緩和効果を期待するなら毎日摂ったほうがいいですが、毎日焼肉屋さんに行ったり、調理するのは難しい人も多いと思います。サプリメントやドリンクなどの方が、毎日手軽に続けやすいと思います。

プラセンタのサプリメントはたくさんの種類があり、どれを選べばいいか迷ってしまいます。
よいプラセンタの選び方は、「プラセンタエキス純末（原末）」で含有量が表示されているものがいいでしょう。
プラセンタエキスは、製造段階でいくらでも薄めることができるので、原液の濃度はメーカーによって差があります。
プラセンタエキスの量ではなく、エキスを濃縮した時の固形物の重さである「プラセンタエキス純末（原末）」で含有量を表示しているかどうかに注目しましょう。
また、推奨される１日の摂取量はプラセンタエキス純末で１００mg以上です。

http://news.e-expo.net/release/2013/09/post-143.html

PMS症状の緩和効果を期待するなら、３～６ヶ月は続けて飲むといいでしょう。
毎日飲むことで少しずつ効果が現れてくるので、毎日飲み忘れないように、
朝起きた時、夜寝る前、など自分で飲む時間を決めておくのもいいでしょう。

プラセンタは一度に大量に飲んでも高い効果が出るというわけではありません。
一度に吸収できる量に限界があるので、吸収されなかった分はそのまま排出されてしまいます。
決められた量を守って飲むことで、効果を期待できます。

下記にお勧めのサプリメントを紹介します。
原料は馬か、豚なのか、プラセンタの含まれる量、価格、どのような症状に効果が期待できるかなど、メーカーによって様々です。
特にどんな症状に期待できるかという点や、価格、利用者の口コミなどを参考にして、自分に合ったサプリメントを選びましょう。

＊日本メディカル　TP200北海道産サラブレッド馬使用1日1粒　原末200mg　
1箱30粒（1か月分）単品：初回2700円　定期：初回2138円（送料無料）
通常より低分子化されて吸収がよく、効果を実感しやすいと評価があります。
寝起きが良くなった、肌の調子が良くなったなどの評価があります。
国産という安心感と、価格の安さも人気のようです。

＊フローレス化粧品　母の滴プラセンタEXメキシコ産食肉馬使用　1日2粒　原末400mg
1か月分　4860円（送料無料）
酵素分解法とフリーズドライ製法で、アミノ酸や成長因子などの栄養素の損失が低く、純度100％の原末パウダーを作ることができます。
生理痛や生理不順がよくなった、朝の目覚めが良くなったなどの評価があります。

ドリンクは水で薄めて飲みやすくしているので、濃度や含有量は少ないものが多いです。
できるだけ高濃度で含有量の多いものを選ぶとよいでしょう。
また、飲みやすさも大切です。どんなフレーバーで風味をつけているのかも、選ぶポイントです。
固形のサプリメントに比べて、液体のドリンクのほうが吸収率が高く、即効性が期待できます。
しかし、サプリメントに比べると、値段は少し高いものが多く、毎日飲むには負担に感じることもあります。
そこで、普段はサプリメントを飲み、生理前でPMSの症状がつらい時だけ、疲れた時だけドリンクを飲むようにするなど、自分に合った飲み方を試すのもいいでしょう。
サプリメントを選ぶときと同じように、「プラセンタエキス純末（原末）」で含有量が表示されているものがよいでしょう。

下記にお勧めのドリンクを紹介します。
ドリンクは飲みやすさも大切なので、どんな味がついているか、
また、カロリーが気になる方はカロリーにも注目してみましょう。

＊ヒロソフィー　神のプラセンタデンマーク産　豚使用1日1本　原末1000㎎10本4800円　（送料650円）

1本31Kcalグレープ味で飲みやすく、美肌効果が期待できるビタミンC、コラーゲンなども含まれています。
疲れが取れやすくなった、体が温かくなるなどの評価があります。
　

＊エターナルプレミアムプラセンタ国産豚使用1日1本　原末35000mg
1箱10本（10日分）　単品：6994円（送料無料）定期：4104円（送料無料）
レモン味で飲みやすく、カロリーも1本25Kcalとヘルシーです。
PMSの症状に効果があった、疲れにくくなったなどの評価があります。

プラセンタの注射は医薬品なので、病院でのみ行われます。
婦人科、内科、美容外科、精神科などで行われます。

プラセンタの注射は、生理不順や生理痛、自律神経失調症、うつ、不眠、疲労、肌荒れなどに効果が期待できます。
最初の1～2ヶ月は週に1～2回、その後は1～2週間に1回のペースで受けることが多いです。
症状によって効果を感じるタイミングは違いますが、数回で効果を実感する人が多いようです。
更年期障害、肝機能障害に対する注射は保険適用内ですが、それ以外の目的で行う場合は自由診療となり、1回2000円程度です。

また、プラセンタの注射をした人は、感染症のリスクが考えられ、献血ができなくなるということも考慮しましょう。

プラセンタ注射は、注射したところが赤くなる、かゆくなる、腕がだるくなる、吐き気が起きるなどの副作用が報告されています。
いずれも1、2回目に起こることが多いようですが、発症率は１％未満で、半日程度で治まると言われています。
プラセンタサプリメントは体重が増えた、だるくなる、便秘になる、生理が早くなる、頭痛などが起こることがあるようです。
しかしこれらは、一過性で、副作用というよりも、代謝が活発になり、体の組織や細胞が元気になって、体質が変わり始めているという好転反応だと言われています。
しかし、あまりにもひどい症状が続く場合は、服用をやめて医師に相談しましょう。

また、サプリメントやドリンクは、たんぱく質やアミノ酸を含むため、食品と同じようにアレルギー反応が起こることがあると言われています。
アレルギー体質の人や、体力が低下している人は、医師に相談してから使用することをお勧めします。

プラセンタエキスは漢方の世界などでも、出産前後の女性の健康維持、体力の回復に効果があるとされてきました。
ですが、妊娠中はホルモンバランスの影響が胎児にも影響する可能性もあるという意見もあります。
授乳中は、服用しても乳幼児に影響はないと考えられています。
しかし、プラセンタには滋養強壮・精力増強としての作用もあり、それらは成人のために作られたもので、
新陳代謝が活発な子供に過剰に与えない方がいいという意見もあります。

多くの製品には「妊娠、授乳中の人は、医師に相談してから服用してください」と表示されています。
妊娠中、授乳中の人は医師に相談してから使用することをお勧めします。

プラセンタサプリメントやドリンクは、長期間飲み続けたほうが、少しずつ体調の改善が期待できます。
ずっと飲み続けないといけないのでは、と心配する人もいますが、
症状が改善されてきたら、少しずつ飲む量を減らして、徐々に止めることもできます。
サプリメントやドリンクだけに頼るのではなく、食事や運動、規則正しい生活などもPMSと関わっています。
これらのことにも注意しながら、少しづつPMSを改善していきましょう。

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