生理前のうつ症状が気になって。。。これってPMSなの？

生理前になると決まってうつになる・・・。特に思い当たる原因はないのにイライラから不安感がつのりうつっぽくなるって感じじゃないですか？
それってPMSの症状のひとつかもしれません。PMSはカラダだけでなくこころの影響もあるんです。生理前のうつについてチェックしてみませんか？

1) 生理前のうつの原因って？PMSとPMDD

2) PMSうつに深くかかわる「セロトニン」

3) 生理前にうつ病症状を改善する生活習慣

4) 鬱になるのが生理前ならこの栄養素を補給

5) 生理前のうつの相談はどこへ行けばいいの？

そもそもうつ病というのは、気分の落ち込み・やる気がでない・体のだるさといった症状が代表的です。程度にもよりますが、ひどいうつ症状だと死にまで思い至ってしまうケースもあるのだそうです。特に原因がおもいあたるフシがないのに生理前にはうつっぽくなるのは何故なんでしょう？　

ここでのチェックポイントは「生理前」というキーワードです。この時期に限ってうつっぽい場合はやはりPMS、月経前症候群の影響が考えられます。ではPMSは何故おこるんでしょう。これは女性の80％が経験している特有の生理前症状で、簡単にいうと急激なホルモンの変動によっておこる心身不安定症状のことです。生理が始まれば解消してしまう症状なのですが、その時期は身体の不調や情緒不安定になります。

そしてPMSのうちの５％ほどがPMDD、月経前不快気分障害というさらにひどい症状が現れやすい病気を抱えているといわれています。違いというわけではありませんが、PMDDは特にイライラやうつっぽい精神的症状が強いです。
しかし、PMSと同じく生理が落ち着くころにはすっかり症状も治まるという特性があるんですね。思い当たるという人はチェックしてみましょう。

⇒PMDD診断チェックリスト
　
　
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生理前のうつ症状は、PMSの原因になる排卵時のホルモン変動で、脳内物質の「セロトニン」の分泌が低下することと関係しているのでは？と考えられています。なぜそう考えられているのでしょう？

「セロトニン」とは、脳内にある神経伝達物質の一つであり「ドーパミン」「ノルアドレナリン」と共に人の感情をコントロールする物質です。つまり私たちのやる気、元気、前向き思考をコントロールしているので、セロトニンが減ると気分が落ち込み、気持ちも沈みます。それによって無気力や憂鬱、つまり生理前のうつ症状を招くと考えられているんですね。

「セロトニン」は別名「しあわせホルモン」とも呼ばれています。こんなネーミングを聞いただけでもう絶対にそれひつようーーって切実に思いますよね～。だから逆にこれが低下するんですから生理前にうつっぽい症状になるのは仕方ないかもしれません。
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生理前うつが病気ではないとわかっても、また月経が始まれば治まるともわかっても、その間にひどいうつっぽい症状はつらいし本人には深刻ですよね。そこでまず生活の中でうつが少しでも解消できる対処法をご紹介しましょう。結論としては、うつ対策には「セロトニン」を増やすことがポイントです。それにはまず太陽を浴びることが挙げられます。

はい、日光浴をしましょう！というのも、朝の日差し５分浴びるだけでもセロトニンが活性化するっていうから、これは簡単ですね(#^.^#)　生理前になったら朝の散歩など始めてみましょう。そして同時にリズム運動をするというのもセロトニン活性化に効果があるらしいです。単純な動きを、リズミカルに繰り返すということなので、まさにリズミカルに朝日を浴びて散歩、というかウォーキングなどは一石二鳥というわけです！
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朝はギリギリまで寝てるし、そんな時間なぁーーい！という方は、セロトニンを活性化する薬などいかがでしょう？もちろん朝のウォーキングプラスで薬もOK!　薬といっても抗うつ剤といった内容のものは必ず医療機関で受診して医師から処方してもらってくださいね。

セロトニンを増やすという意味では、トリプトファンという必須アミノ酸を食事から摂ることが重要です。トリプトファンはタンパク質が多い食品に多く含まれてますよ。

またPMSサプリメントにも落ち込みや情緒不安定などの精神的症状に良い成分が入ったものもあるので、病院や薬に抵抗があるという人はサプリメントから初めてみるといいですよ。

⇒症状別PMSサプリメント
　
　
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うつの診察、そして治療の場合、精神科や心療内科などが挙げられますが、まず自分の生理前うつがPMSの症状であるかどうかを診断してもらうために婦人科の診察をお勧めします。ホルモンの分泌など診察してもらい、症状など詳しく相談すればはっきりします。そのうえで特に症状がひどいPMDDと判断されたらメンタルヘルスのケアを心療内科などで相談してもいいでしょう。

生理前のうつ対策としてなら、漢方などはカラダに負担がなくお勧めですね。PMS改善の漢方薬はたくさんありますから専門医に相談するといいでしょう。婦人科でピルを処方してもらってうつっぽい症状が軽減したという話もありますね。

大切なのは一人で抱え込まないで必ず相談することです。たくさんの女性がこういったPMS症状と付き合いながら過ごしています。もちろん改善や解消に向けての工夫も取り入れて、明るく社会生活送っていきましょう！