PMSの診察って具体的に何をするか?看護師さんに聞きました。
PMS症状が毎月つらくても、病院で診察を受けるのかどうか、ためらっている人は多いです。それにはこんな理由があったのです。
- ・病気でもないのに、そもそも病院に行っていいの?
- ・内診とかあったら恥ずかしくてやだな
- ・どんな薬を処方されるか分からなくてコワい
- ・PMSの診察料って保険がきかないと、高いんじゃない
このあたりが気になって、生理前になると毎月つらくても我慢している女性が多いようですが、つらい症状を改善させる可能性をミスミス逃しているなんてもったいないと思います。
実際の診察内容を知らないことが、診察を受けることをためらう最大の要因でしょうから、PMSの診察の実態を、看護師さんに直接聞いてきました。
重度のPMS症状でつらい期間を過ごしているなら、これを見て、そして、ほんのちょっとの勇気を振り絞って病院の門をたたいてみては!?
あ、そうそう!受診する病院の診療科は、婦人科、産婦人科、女性外来のどれでも大丈夫です。
1) どんな診察されるの?
2) PMSで受診するときのコツ
3) 内診とかあるの?
4) 処方される薬と副作用
5) 通院しないといけないの?
6) 病院に行かないPMS対策はあるの?
PMSで病院に行くと、どんな診察されるの?
ここで病院選びのアドバイスをひとつ。事前に病院のホームページなどを確認してPMSに精通している医師がいる病院を選択したほうが良いです。
地域別のPMS治療に強い病院一覧は、こちらのページの一番下で、まとめ中です。
知りたいPMS治療と病院について!
さて、皆さんご存じだと思いますが病院の診察には、以下の2種類があります。
- ・保険診療
保険がきくので診察料金の負担は少ない
問診時間はやや短めのところが多い - ・自由診療
全額自己負担なので診察料金の負担が大きい
問診時間を長く設けている病院が多い
保険診療でも医師によりますが丁寧な問診の後に必要な人には血液検査、尿検査、腹部エコーなどで他の婦人科疾患がないか調べてから薬を処方する病院もあるので、こんな丁寧な診察をする病院を見つけておきたいものです。ネットを検索してもなかなか病院の口コミで信ぴょう性の高いもは少ないので、病院のホームページを参考にしながら、実際に行ってみて合うか合わないかをあなた自身が判断することが大切です。
自由診療では、保険診療では出来ない詳細な検査を行うことができます。気になるのは診察料かと思いますが、目安としては、PMSの検査料金や診察料金、検査結果によって出されるサプリメントの代金を合わせると月5万円以上かかると覚悟したほうが良いでしょう。
高額ではありますが保険診療では全く効果がなかった人は最後の砦として行ってみるのも良いと思います。
詳細な検査によって自分のからだに足りない成分がわかるため一人一人に合ったサプリメントや薬が処方され効果を実感できる可能性は高いです。
PMSで受診するときのコツ
医師も人間なので、あなたの伝え方が悪いと出される薬や治療方針も、あなたの症状に合わないものを提案してくる場合があります。
以下にあげた点について、簡単にメモして持っていくといいでしょう。
- ・基礎体温表、できれば3ヵ月分くらい
- ・PMSが発症している時の具体的な症状
生理の何日前からどんな症状が出て
生理開始後何日目に症状がおさまるのか - ・PMS時以外の体調など
これらをきちんと医師に伝えると、スムーズで的確な診察を受けられる可能性がグッとあがります。
PMS診察は、内診とかあるのでしょうか?
PMSの診察内容で内診を行う場合は、不正出血がある、基礎体温が二相にならないなどから、他の婦人科疾患が疑われる場合に限られます。
基本的にPMSの診察で内診はほとんど行われないので心配する必要はないでしょう。
どんな薬が処方されるの?その副作用は?
- ・低用量ピル
- ・漢方薬
- ・ビタミン剤
- ・抗うつ剤や抗不安薬
低用量ピルは、かなり多くの病院で処方されています。PMSの原因である生理を止めますので、PMS症状も治まるのを実感する人が多いです。
ただ人によってはピルが効かない人や、逆にピルの副作用でカラダがきつくなってしまう人もいますので、副作用が出たかなと思ったら、処方してもらった病院で再度相談してください。
低用量ピルの副作用は、吐き気やだるさ、頭痛、眠気を感じる場合があります。これは、ピルが生理を止めて妊娠している状態を人為的に作っているため、軽い「つわり」のようなものを感じるためです。からだが慣れると副作用がおさまる場合もあります。
また重篤な副作用として血栓症があります。血栓症は読んで字のごとく血のかたまりができ、血管に栓をすることで、血の流れが極端に減るか止まってしまう危険な病気です。特に年齢が35歳以上、喫煙者では血栓症のリスクが高くなるため、ピルは処方されない場合が多いです。そのような時は医師の指示に素直に従いましょう。
低用量ピルはの費用はさほど高額ではありませんが、生理痛を伴う場合には保険が適用になります。
漢方薬は、ピルの副作用が強い人に処方されることが多いです。漢方薬は、副作用はあまりないのですがゼロではありません。副作用を起こしやすい生薬もあるため医師や薬剤師に内服前からしっかり確認したほうがよいですね。
ビタミン剤は、特に症状が軽い場合に処方されることがあります。この場合は、ビタミン剤を飲むのに加えて、早寝早起きや、1日30分程度の軽いウォーキングなどを併用すると、驚くほど効果があがる人もいます。
抗うつ剤や抗不安薬が、ココロのPMS症状が強く出ているときに処方されることもあります。
うつっぽい症状の場合は、鬱病とおなじようにパキシルが処方され症状が緩和される人もいます。
パキシルの副作用は体重増加、眠気不眠、吐き気、ふらつき、めまい、口の渇きや便秘などがあります。なんか、PMSのカラダの症状に似てますね。
同じココロの症状でも、イライラや孤独感、不安感に対してベンゾジアゼピン系の抗不安薬デパスなどが処方されることがあります。
デパスの副作用は眠気や倦怠感やふらつきです。そして心身をリラックスさせるはたらきがあるため頭がぼーっとして物忘れしやすくなることともあります。
抗うつ剤や抗不安薬は、PMSを根本的に治療するというよりは、対処療法的な処置となりますので、医師と良く相談したうえで内服を検討してください。
PMSの診療は、通院になるのでしょうか?
3カ月~6カ月の通院を推奨している病院が多いです。 基本的に1カ月に1回の診察で薬を処方してもらいPMS症状の経過をみていきます。
漢方薬の効果が表れてくるのが内服後1カ月頃からと言われており、低用量ピルでは3カ月頃からと言われています。
効果を実感できるまでの期間はかなり個人差があるのですが医師にすすめられた薬が効果を発揮するまでは数ヵ月は、かかると思った方が良いですね。
ここでPMS症状で苦しんでいた元患者としてのアドバイス通院中に、
- ・生活習慣の改善……早寝早起き
- ・食事療法……………ビタミン、カルシウムを取る
- ・軽い運動……………1日30分歩く
などを行っていくと薬の効果も早く実感出来ます。
自分自身もそうだったのですがPMS症状がひどかった時はPMS症状が出ていない時もなんとなく体がダルいとかイライラすることが多く仕事や人間関係などでストレスをため込んでいることが多かったです。
いくら病院に通院しても結局は自分で不規則な生活や食習慣、ストレス過多の状態を改善しないとあまり効果は感じられません。PMS期間中は何をする気にもならないですが、調子の良い時に軽い運動やゆっくり湯船に浸かってリラックスするなど自分の体と心を労わってあげると治療の効果も感じやすいのかな?と思っています。
病院に行かないPMS対策はあるの?
病院での診察や治療方法が分かったけど、やっぱりピルや漢方薬は副作用が心配だし、診察代もばかにならないし、、、と思う人も多いですよね。もし、あなたがそう思ってるなら、まずは副作用の心配のないサプリメントを飲むことから初めてみてもいいかも?
PMSサプリメントには女性ホルモンのバランスを整えてくれる成分、PMSのいろいろな症状に有効な成分が入っています。副作用のない分、効果を感じるまでに時間がかかってしまうこともあるかもしれませんが、1日1~2粒飲むだけでPMSの症状が和らぐなら試してみる価値はありそう。病院で診察を受ける前にサプリメントにかけてみるのも良いかもしれないですね。
こちらのページでPMSサプリメントについてまとめているので、症状別の選び方やそれぞれの特徴など参考にしてみてくださいね。
⇒PMS対策におすすめのサプリメントのページ病院に行くのもストレスに感じてしまう人も多いと思います。ストレスはPMSの大敵なので少しでも減らして穏やかな生理前を過ごしたいですよね。
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