PMSへの緩やかな効果に期待大、月見草油
月見草油は月見草オイルとも呼ばれ、月見草の種子から抽出した油脂です。油脂?と聞くといいイメージがありませんが、油脂は油脂でもとーーっても身体によいオイルなんですよ!特に女性にはPMSはもちろん、美容や健康面でも効果が期待されるスグレモノなんです。月見草油の効能や特徴などをご紹介しましょう!
1) 月見草油、PMS症状にどんな効果があるの?
2) 月見草油はオイルだけど、どれだけ摂取しても平気なの?
3) 月見草油サプリの副作用と服用の注意点
4) PMSの症状以外での効能、美容にも?
月見草油、PMS症状にどんな効果があるの?
月見草油は不飽和脂肪酸である「リノール酸」と「γ(ガンマ)-リノレン酸」をたっぷり含まれていて、特にγ-リノレン酸には、女性特有の症状にとてもよい作用をするんです。というのも、生理前に不調がおこるPMS、月経前症候群は、このγ-リノレン酸が不足していることも原因のひとつに挙げられます。
ですからその時期に月見草油でγ-リノレン酸を補充することでPMS症状を緩和することができるんですね。改善が期待できる症状は、イライラや憂鬱感、また女性特有のモヤモヤ気分といったところです。
月見草油はサプリメントで摂取することもできますが、やはり他の女性に優しい有効ハーブや成分が一緒になったPMSサプリメントが相乗効果もあってお勧めですね。
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月見草油はオイルだけど、どれだけ摂取しても平気なの?
まず月見草油に含まれている脂肪酸、γ-リノレン酸は必須脂肪酸といい、動物が生きていくうえで欠かせない生命維持に関わる脂肪酸です。つまりダイエットの大敵になる体脂肪になる脂肪ではないのでご安心を!
ちなみにこのγ-リノレン酸は別名「ビタミンF」とも呼ばれていて、ビタミンFは身体の働きを調整する「プロスタグランディン」の元となり、このプロスタグランジンは適量なら血圧を下げたり、アレルギー症状を改善したり、子宮収縮を促し生理不順を改善するなどの働きがあるんですよ。
とはいえ、じゃあどれだけ摂取しても大丈夫?ってことにはなりませんね~。はい、「適量なら」というキーワード!月見草油に含まれているもう一つの脂肪酸、「リノール酸」は、悪玉コレステロールを低くする作用もありますが、善玉コレステロールも同時に低くしてしまう事もあり、やはり適量を守って摂取することが大切ですね。
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月見草油サプリの副作用と服用の注意点
短期間の服用だと月見草油の副作用はほとんどありませんが、たまに軽度の副作用として胃腸障害、頭痛などがあるようです。ただ、長期間の服用については安全性がまだ確立されていないので、ちょっと注意が必要です。
例えば、γ-リノレン酸が変化してできるアラキドン酸は、アトピーやニキビなどのアレルギーを悪化させる可能性があります。もしそのような副作用が現れたら月見草油の使用はやめて病院で相談してくださいね。
ただ、これは月見草油だけのサプリなどを服用した場合が多く、例えばPMSサプリメントのように、他の成分と適量入っている場合は、ほとんど副作用はありません。月見草油は、チェストベリーやセントジョーンズワートなど、PMS対策で代表的なハーブ類を一緒に摂取することでPMS症状の改善に役立つんですね。
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PMSの症状以外での効能、美容にも?
はい、アンチエイジング、美肌効果、ダイエットに効果が期待できます。これって嬉しい副産物ですよね、だってPMS対策で服用していたら、こんな美容効果もついてくるんだから(笑) 月見草油には必須脂肪酸のγリノレン酸は、体内に入るとプロスタグランジンに変化すると説明しましたよね? 実はこのプロスタグランディン、月経前症候群や女性ホルモンのバランスをサポートして、生理周期を整える働きがあります。
さらにγリノレン酸自体にも細胞の代謝をサポートする働きがあるので、アンチエイジング・美肌効果も期待できるというわけなんです。具体的に美肌効果だと、保湿効果、そしてニキビの予防になります。
そしてダイエットに関しては、セルライトの解消が期待できるそうですよ!その他、健康面だと、やはり女性ホルモンを整える効能で、更年期対策にもOK!また関節リウマチやぜんそくの緩和などにも効能があるそうですよ。
月見草油は、PMS、月経前症候群をしっかり改善したい!そしていつまでも美しくいたい!と思う女性には欠かせないオイルといえますね。